熊棚

山・蔵王地藏尊~熊棚~ある記
 昨年はブナの実は不作だがミズナラは実(ドングリ)のったので、熊棚はミズナラの木にあるはずだから見に行こう。自称オヤジの案内で研修をかねてカンジキトレッキングです。
 蔵王山岳インストラクター仲間7人と紅1点の参加です。熊野岳(1841m)を中心に地藏山・三宝荒神山の東・南斜面に葉ノ木沢があり、名号峰・雁戸山の南・西斜面に八方沢あり沢の合流地点に蔵王ダムがあります。通称だまし地藏の尾根筋が葉ノ木沢と八方沢の間にあり、固雪になる時期のカンジキトレッキング研修です。良い天気に恵まれ地藏尊に参拝を済ませ沢筋から尾根へと歩く。尾根から外れアオモリトドマツ林を抜け大東岳・仙台神室・山形神室・笹谷峠・雁戸山が展望出来る場所で一息着く。尾根筋に戻り、アオモリトドマツ林・アスナロ・ヒメコマツなど針葉樹林からダケカンバ・ブナなど広葉樹林となり、仲間達はルンルンと歩く。ブナ林で昼食をとる合間に熊棚を探すがそれらしき棚は見つからず。これからこれからなどと言いながら歩き、ミズナラ林に入ると熊棚があっちこっちにありました。自称オヤジがボソリと「熊がドングリを腹一杯に食って冬眠をしてくれた」と、顔が一瞬ほころんだ気がした。紅一点が一言「熊棚ってこんなにあるんだ」と。オヤジは「ほら、あるベ」見ろ、見ろ、と言いながら雨量観測所から鍋倉不動尊と歩く。この辺から雪の消えた登山道は左に葉ノ木沢と右に八方沢の急な下りをゆっくりと歩く。蔵王ダム林道の登山口に着くと休憩です。蔵王ダム管理事務所まで歩き、そこから車に乗り蔵王山麓駅駐車場に向かう。
蔵王山麓駅9:00~昼食12:00頃~蔵王ダム管理事務所15:10・約6時間10分
熊棚・ミズナラの棚は木の枝が荒く座り心地がブナに比べ良くなさそうに見えた



熊棚
ミズナラの木の実(ドングリ)を食べた痕
昨年(平成24年)はブナの実が不作だがドングリが実った


蔵王連峰の東斜面を下る仲間達
地蔵尊に参拝を済ませカンジキトレッキングに歩き出す


天気に恵まれ風景を楽しむ
大東岳・神室岳山形神室雁戸山の展望


雁戸山を背景
寛ぐ仲間達・アオモリトドマツの開けた場所で


八方沢方面に下る自称オヤジ
通常は尾根伝いを歩くのだが!!!


クロベの林を抜けるとブナ林は原生林でしょうか。
すまし顔の3人は原○人?・○地人でしょう!オヤジ様へ


熊棚
ブナ林を抜けミズナラ林にあっちこっちと熊棚


鍋倉山の山門前・休憩の合間
近くに鍋倉不動尊・鍋倉不動滝の案内があり


登山道
蔵王ダム林道の名号峰~熊野岳への登山口に向かう


終点の蔵王ダム管理事務所前
カンジキトレッキングを楽しんだ表情の仲間達

仲間達・蔵王山岳インストラクターと紅一点
案内・山口インストラクター(自称オヤジ)
會田理事長・高橋インストラクター・庄司インストラクター
粕川インストラクター・神谷インストラクター
東海林蔵王温泉観光協会所属

撮影・文 吉田善春
蔵王山岳インストラクター協会会員
撮影 平成25年4月5日(金)
熊棚に愛着を感じて
前回の熊棚
平成24年3月30日(金)撮影
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