地蔵岳(じぞうだけ)(蔵王)(標高1736m)

山・蔵王樹氷原ある記
 蔵王連峰は奥羽山脈の一部を構成する連峰である。古くからの名は刈田嶺(かったみね、かったね、かりだのみね)、不忘山(わすれずのやま)という。宮城県と山形県の両県南部の県境に位置し主峰は山形県側に位置する熊野岳(1841m)である。とあります。
 蔵王連峰の主な樹氷地帯は蔵王温泉・蔵王坊平・中丸山・南蔵王と言われています。蔵王温泉からの山宝荒神山(1703m)や地蔵岳(1736m)が有名です。そして地蔵尊に参拝しながら樹氷の観光に多くの方が訪れます。樹氷原を滑降出来るザンゲ坂は上級コースとなりますが楽しいものです。カンジキを履き地蔵岳山頂に登り樹氷原を御田の神(1560m付近)~新田平(1480m付近)~いろは沼(1440m付近)~観松平~黒姫山(1413m)に歩く。山頂付近のエビの尻尾は綺麗ですが標高が下がるにつれエビの尻尾が柔らかく丸くなっています。樹氷はアオモリトドマツ(オオシラビソ)に着氷・着雪・焼結という現象が繰り返され、風上に向かって成長します。樹氷の出来るまでと検索すると説明があります。



地蔵岳(1736m)
樹氷地帯を展望
蔵王樹氷原カンジキトレッキング参加者昼食準備中


地蔵岳上部の樹氷
本日は霧に隠れたり晴れたりの天候


霧に包まれる樹氷
地蔵岳山頂方面を撮影・しばらくは霧の中


左から中丸山(1562m)・蔵王沢・いろは沼と観松平
雲に隠れて見えないが奥に飯豊連峰・朝日連峰が連なる


風紋(風通り道の文様)と樹氷


青空と樹氷・御田の神付近


地蔵岳と樹氷
新田平(1480m付近)・樹氷は小さいが雰囲気が好き


熊野岳(1841m)を覗く
樹氷の周りは強風で雪が飛ばされ深く抉られている。


左に地蔵岳・右に熊野岳
雲行きが怪しくなりだす・いろは沼からの風景


黒姫山(1413m)展望台からの地蔵岳
樹氷になりきれないアオモリトドマツの姿を前景

3月は気温が緩み樹氷の姿を心配しましたが前日の寒さと雪と強風が樹氷の姿を戻してくれました。
いろは沼周辺はアオモリトドマツの葉が見えなく真っ白な世界でとても美しい風景でした。
樹氷の姿から厳しさや優しさの表情を風向きで見ることが出来ると思います。
蔵王樹氷原カンジキトレッキング・蔵王山岳インストラクター協会
蔵王温泉観光協会資料 蔵王・樹氷のできるまで

撮影・文 吉田善春
蔵王山岳インストラクター協会会員
撮影 平成26年3月9日(日)

山形県の山の地図に戻ります。
ブラウザの「戻る」ボタンをご使用いただくと、
地図の元の場所に戻ります。