鳥海山(ちょうかいさん)(標高2236m)

山・鳥海山ある記
 鳥海山は山形県と秋田県の県境にあって、日本海に面し、標高2236m。またの名を出羽富士とも呼ばれ、山麓周辺の人々の守り神として、古くから崇められて来ました。と、鳥海国定公園観光開発協議会の鳥海山登山ガイドに記されています。
 鳥海山の固有種としてチョウカイアザミ、チョウカイフスマがありますが、今回の目的はイワウメの花を見て楽しむにあります。秋田県矢島口祓川ヒュッテに二泊と決め、 酒田の友人(写真家)と二人です。 15日(月)3時頃ヒュッテに着、食糧、登山用具を運び、ビールを冷やし、竜ヶ原湿原を散策してから飲んでいると、神奈川からご夫婦の方、新潟から二人でスキーを楽しみにと、そんな鳥海山の好き者同士の飲み会が始まったのです。この夜の満天の星空がとても印象的でした。
 16日(火)朝、天気良し、食事を済ませて、山頂目指し三々五々出発です。登山道と雪渓を登り、七ツ釜避難小屋で休憩し。途中で康新道に入り、残雪と新緑の稲倉岳にみとれながら歩くとイワウメの花が咲いていました。時々周辺が霧で隠れたり、晴れたりと風景が変化して楽しめました。ミヤマキンバイ、ミネザクラ、コメバツガザクラ、 イワウメの花が咲き、チョウカイフスマ、ホソバイワベンケイの花はまだ早い。
 天気に恵まれ、のんびりと撮影をして、登山道で昼寝もして、楽な一時を過ごして祓川ヒュッテに戻り、神奈川からご夫婦の方(泊)と話が弾み、そして就寝です。
 17日(水)矢島口(祓川ヒュッテ)~法体の滝~百宅口(大清水)~中島台~酒田へ
 2泊3日の鳥海山歩き。酒田の友人に感謝です。ありがとう・・・・・



早朝の鳥海山
秋田県矢島口より登山道
竜ヶ原湿原


ムラサキヤシオツツジと鳥海山


雪渓を登る登山者
青空が広がった瞬間


雲海の下に祓川ヒュッテが見えた


稲倉岳(標高1554.2m)と新緑と残雪の模様が印象的
康新道から見る風景


ミヤマキンバイ


チョウカイフスマ
花はまだ咲いていない


イワウメとホソバイワベンケイ


クロミノウグイスカグラ


鳥海山・七高山(標高2229.2m)と新山(標高2236m)
康新道より

撮影・文 吉田善春
蔵王山岳インストラクター協会会員
撮影 平成21年6月16日(火)

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